接遇塾blog

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感情は伝染する

2022/05/21

駅の乗り換えで駅員さんに声をかけた。

「どうぞ」

と言わんばかりにボールペンで方向を示した。

毎日、何十人と声をかけられる仕事だ。

たまには声を出したくない時もあるのだろう。

などと、聞き分けの良い乗客は

殆どいない。

文句はさすがに言わないだろうが

面倒くさそうにあしらわれ自尊心が傷つく。

誰しも自分はぞんざいに扱われて良い存在ではないと思っている。

これは駅員さん自身も同じだ。

親切に対応しても「ありがとう」も言われない。

モチベーションを保つのが一苦労だろう。

一つ言えるのは

感情は伝染するということだ。

愛想悪くすると相手も愛想悪くなる。

愛想よくすると「ありがとう」と言われる回数も増えていく。

 

余分に渡されたシュークリーム

2022/05/20

駅中でシュークリームを買った。

注文窓口と商品渡しの窓口が分かれているタイプだ。

御大尽の私は値段を見ずに2種類を1個ずつ買った。

手渡された紙袋は

なぜかずしりと重い。

シュークリーム2個分とは思えない。

袋の中をのぞくと4個入っている。

しかし御大尽が支払ったのは380円。

ショーケースに戻り単価を確認する。

やはり1個ずつの値段しか支払っていない。

私「すみません。1個ずつ頼んだのですが4個入ってます」

店員さん「ああ、すみません」

2個袋から取り出し

「これでいいですか」と袋の中を見せた。

これでいいですか?

まるで私がわがままを言った気分だ。

まあ、それでいいので素直に受け取った。

商品渡しの窓口の店員さんにすれば

注文を聞いた店員さんの言い方が悪かったか

商品を渡すとき、あなたにも確認しましたよね

といった思いがあったのだろう。

素直に謝りたくない時も確かにある。

しかし

そこを乗り越えた人をプロという。

 

会話を終わらせるには

2022/05/19

会話がなかなか終わらないお客様がたまにいらっしゃる。

余裕があるときは話相手になるべきだが

効率重視の現在そうも言っていられない。

かといって

「申し訳ございません。忙しいので失礼します」

とも言えない。

そんなときは

相槌を打つ回数を減らす。

それでもだめなら

何か作業をしているフリをする。

それでもダメな手ごわいお客様の場合は

時計をさりげなく見る。

それでもだめなら

仲間に協力してもらい

電話がかかってきた体で声をかけてもらう。

もう一つ方法があるが

文章だと伝わりづらいので

ここでは控えることとする。

 

拙速

2022/05/18

出張先の企業様で全体社員会に参加した。

チャットを使った発言。

データに基づいた分析。

皆さま、鮮やかにRC,パッド、スマホを使う。

急遽、今後の方針の一環としてお話する機会が与えられた。

鮮やかに資料を作成したいものだが

時間がない中でどうしようかと迷う。

話をするだけでも十分か

項目だけ書き肉付けすれば伝わるか

試行錯誤の末、さらに考えた。

拙速を重んじるという言葉がある。

ペラ1枚でも資料があった方がわかりやすいと判断。

無事に伝えることができた。

次の機会までに『拙速を重んじた資料』は

精度を上げておくこととする。

 

プレゼント

2022/05/17

どんな言葉で言っても言い足りない。

言葉がもどかしい時がある。

出張先の企業様で誕生日のプレゼントをいただいた。

私の大好きな銘柄のもの。

なぜ私の好きなものがわかったのかと感激しきりだ。

研修の休憩時間にはおいしいケーキまでいただいた。

しかも手書きのメッセージが添えられている。

ありがたい。

プレゼントはありがたく使わせていただくが

メッセージは取っておく。

パワースポットにわざわざ行かなくても

これを取り出して見るだけで元気が湧いてくる。

 

むちゃくちゃ

2022/05/16

「むちゃくちゃおいしい」

「めっちゃおいしい」

おいしいを表現するときには

「むちゃくちゃ」「めっちゃ」をつけないといけないらしい。

つけずに「おいしい」を表現するタレントさんを見たことがない。

「とても」おいしい

「すごく」おいしい

は古語になったようだ。

・・・と言いたくなるほど

グルメリポートは一様に「むちゃくちゃ」「めっちゃ」をべた付けする。

はやり言葉なので

伝わりやすさを一番に考えれば正しい使い方なのだろう。

テレビであったとしても

聞きなれるとついつい使ってしまうものだ。

お客様にはくれぐれも使わないように用心していただきたい。

 

マスクの色

2022/05/15

黒いマスクにも慣れてきた。

突然目の前に黒いマスクをした人が現れると

失礼ながらぎょっとしたものだ。

黒い服に黒いマスク

どこから見ても忍者だった。

最近は慣れてきてかっこよくさえ見えるときがある。

「何色のマスクをすればいいですか」

以前は研修でよく聞かれていた。

白が基本。ベージュ、ピンクが無難と答えている。

さすがに職場で黒は控えた方が良い。

どんなに笑顔でもきつく見えてしまう。

先日ブログで書いた透明マスクも

笑顔の練習をするときだけで通常は使わない。

以前は研修の際に1度使用してみたが

しゃべるたびに曇るし衛生的にもNGだった。

いまや、ファッションとなったアイテムだが

やはり白いマスクがベストという結論に達した。

 

お互いの気遣い

2022/05/14

土曜日だけどGW後だからすいているだろうと

予想が見事に外れ

電車も羽田空港も結構な人出だ。

私のようなスーツを着た出張組は少なく

皆、解き放たれたような旅の装いだ。

小さなお子様連れのお客様も搭乗してきた。

この後、しばらくしてこちらのお子様

大きな声で泣き始める。

お母さまのほうが泣きたくなる瞬間だ。

以前、それはそれは大きな金切り声で泣き止まなかったお子様がいた。

近くに座っていたサラリーマンの男性は

たまらず席替えしてもらうほどだった。

隣に座っていた私にCAさんが耳打ちしてくれた。

「耳栓をお持ちしましょうか」

しかし

隣の席で堂々と耳栓をするわけにもいかず

「いえ、大丈夫です」と断った。

あちらを立てればこちらが立たず

CAさんもあからさまな声がけができず

小さな声で何かと気遣ってくれた。

私も最大限平静を装った。

ママとCAさん、私の順で気遣いのトライアングルは着陸まで続いた。

 

マスクに守られている接客

2022/05/13

マスク論争がなされている。

外すべきか、外さざるべきか

屋外は必要ないと私も思うのだが

「外すのが恐い」

「マスクで守られている感がある」

「自分の表情がわからない」

「マスクを取るのが恥ずかしい」

といったマスクに頼っている人たちが増えている。

ちなみにコロナから守られているのではない。

表情が見えないことによって

接客が心理的に楽になっているということだ。

マスクはお客様との間の境界線の役割を果たしてくれているようだ。

マスクが必須とされていた1年以上前から

こうなることは予想していた。

マスクを外すときがやがてやってくる。

接客研修では

その時に慌てないように透明マスクで表情の練習を始めた。

マスク社会になって

美人さんが増えたことは否めない。

外した後は笑顔美人が増えたと感じる世の中になってほしいものだ。

 

サイズ表示

2022/05/12

出張の際は基本的にホテルの朝食はつけない。

高いうえに量が多く食べきれない。

コンビニでパンを買って済ませる。

とはいえコーヒーだけは欠かせない。

コーヒーを買うべくコンビニに向かった。

買い方がわからない。

が、恥はかきたくないので

遠目に素早く確認する。

「R」と「L」

「R」は「ラージ」の略か

「L」は「M」より大きい「L」だろう。

ラージほどは飲めないので「L」を注文した。

「はい、大きい方ですね」

愛想の良い店員さんの言葉に「はい」と答えた。

その時、冷静になるべきだった。

いや、そもそも「L」と「ラージ」だけなんておかしいと思うべきだった。

いやいや

文字は前後を見て理解する。

「L」だと「ラージ」か「M」だろう。

「レギュラー」などと誰が決めた。

「大」「中」にしてほしいなどとは言わないが

せめて万人にわかる「L」「M」ぐらいにしてほしい。

と、なみなみと注がれたコーヒーを手にして思うのであった。

そのあとで、「ラージ」の頭文字も「L」と気づいた。

 

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