停留所の出会い
2018/02/02
昨日は打ち合わせのため横浜へ。
打ち合わせが終わり駅までバスに乗ろうとバス停へ。
パラパラと雨が・・・!!
あ~、傘を忘れてきてしまったことにここで気づきました。
バス停にいらしたご年配の女性が
「さっき3台続けて行ったから、バスはなかなかこないわよ」
「あら~、そうなんですね」
「雨は夕方からって言ってたのにね~」
「そうですよね~」
天気予報への恨み言から始まり趣味の話まで
バス停で話が弾みます。
話ながらその方はバッグの中をごそごそ
折り畳み傘を出しました。
そして私にさしかけてくれました。
一人でさせば十分雨を防げた折り畳みの傘は
私にさしかけてくれたばかりに
その方の背中を覆いきれずしずくを落としています。
傘に当たる雨の音が強くなったころ
待ちかねたバスがやってきました。
バスの中ではそれぞれの席へ。
駅に到着し
「ありがとうございました」
先に降りたその方に声をかけました。
「あ~、こちらこそ~」
笑顔と同時に手を差し出してくれました。
10年来の親友と別れるように手を握ってお別れしました。
傘を忘れたのは
こんな出会いをさせてくれるためだったのですね。

楽しかった!
2018/01/31
昨日は三重の企業様で研修でした。
「楽しかった」
いただいたアンケートは、このフレーズが一番多かったです。
嬉しい限りです。
皆様、ノリがいいです。反応も速いです。
これってセンスにつながる魅力だなと改めて実感。
さて、前日入りした私は
津市の駅前で宿泊。
夕ご飯に天ぷら屋さんをのぞきました。
テイクアウトをし部屋で食べようと注文しました。
しら~とした空気が店に流れているのを感じました。
原因はすぐにわかりました。
調理場の料理人の方が
オーダーに対しても返事がまるでないのですね。
だんだんオーダーを通すフロアの店員さんの声も沈んできました。
俯きがちに待つ私の前に
温かなお茶がトンと置かれました。
「どうぞ」
女性店員さんがテイクアウトの私にも温かなお茶を持ってきてくれたのです。
一気に私の周りだけ空気がぬくもりました。
店の雰囲気は、一人が頑張ってあげるものではなく
すべての人の総合点です。
しかし、一人でも頑張れば
点数は上がるものですね。
しら~とした空気がお茶の湯気で温められてゆらゆら踊っていました。

毎日が宝探し
2018/01/28
一昨日、
富士山を模様にして空のすそ野が朱色に染まる頃
栃木に向かいました。
昨日は栃木の企業様で研修。
こちらの企業様は、3回目のご依頼です。
ありがたい限りです。
皆様、ユーモアがありクレバーな方々
なにより温かみを感じる方々です。
行きのタクシーの運転手さんの一言。
「栃木は、普段は雪も少ないし災害が少ない良いところですよ。
なにより人がいい。みんなやさしい。」
帰りのタクシーの運転手さんの一言。
「都会と比べると栃木はいいですよ。
山を見ると落ち着くし、東京へは特急に乗ればすぐです」
どちらの運転手さんも「良いとこ探し」の達人です。
周りで起きる事象も
当たり前のようにある日常も宝探しの舞台。
どれだけ見つけられるかは眼力ではなく
心の持ちようですね。
ポジティブな心の持ちようになることが
接遇の型を覚えるより大切なことですね。
そう、かなり効果のある大切なことです。

ノリの良さは業績アップのしるし
2018/01/20
昨日は熊本の企業様で研修でした。
こちらの企業様、
とにかくノリがいいです。
最初のワークから活気が一気に上昇。
盛り上がりはMAX!
このノリの良さが業績に直結すると
私は確信しております。
マイナス因子を感じない企業様でした。
企業様研修は、昨年あたりからリピートご依頼が増えております。
ワークをフルに実施しながらの研修ですので
新たなワークを毎日考案中です。
色々、アイディアを考えるのに最適なのは
入浴中とか、歩いているときとか言われますよね。
私の場合は、
飛行機や新幹線に乗って外の景色を見ているときです。
不思議とアイディアが次々わいてきます。
いずれにせよ
アイディアがひらめくのは
PCとにらめっこしているより
動いているときが良いようですね。

温度を感じる電話応対
2018/01/17

達人!ご老人!
2018/01/15
先日は川越で電話応対研修でした。
マニュアルがないとのことでしたので
応対のスタンダードを急きょ作成。
ロールプレイングを繰り返し、繰り返し・・・
手ごたえを感じて終了しました。
終了後川越を散策。
すごい人ですね。
寒さと人混みに、気力がしぼみかけました。
この先、何があるかもわからないし・・・帰ろうか・・・
と思った私の背後で
「何かお探しですか」
ハンティング帽をかぶり杖をついたご老人が声をかけてくれました。
「あ、この先何かあるのかなと・・・」
「この先、付き辺りまで行って左に曲がると蔵屋敷通りですよ」
「ありがとうございます」
歩くのもままならないほどの人混み
一人ひとりの動作など目に留める余裕などない中
ほんのわずかな動きで私の心理を読んだご老人。
そして声をかけてくれた親切。
接遇の上級者とお見受けしました。
一体何者なのか、ただの親切なご老人なのか
再び、人混みに目をやると
もう姿が見えなくなっていました。

キャッチボールが巧い薬剤師さん
2018/01/10
ドラッグストアでのこと。
処方箋を渡してクスリを準備してもらいました。
支払いの段階で
「Tカードはお持ちですか」
「はい、持っています」
あれ、何時もの場所に入っていません。
「スミマセン・・・どこに入れたんだろう」
焦るとよけいに見つからなくなります。
「カードは見つかりづらいですよね」
薬剤師さんは、私の言葉を拾ってフォローの言葉をかけてくれます。
「そうですよね~、どこにいったんでしょう・・・
カードが多くて・・・」
「そうですよね。多くなりますよね」
薬剤師さんのフォローは続きます。
「ああ、ありました!スミマセン、お待たせして・・・」
やっと、見つけて薬剤師さんにカードを渡しました。
彼は、
「僕も、同じです」
私の言葉を決して一方通行にはしません。
さほど多くの言葉ではなくても
きっちりとキャッチボールを続けてくれる薬剤師さん。
競争の激しくなったこの業界。
どこで薬を買うのかは
誰がいる所で買うのかが決め手です。

何があったのかレベルダウン
2017/12/28
高知の役所に書類を取りに行きました。
窓口カウンターに行っても誰も挨拶無し。
一番窓口に近い男性はスマホで電話中。
他の職員は全員PCとにらめっこ。
・・・しかし、手はほとんど動いていません。
2分ぐらい待ちました。
スマホ会話が終わった彼はすぐに対応してくれるわけではなく
持っていたスマホを離れた机に戻しにいきました。
そしてやっと窓口へ。
「お待たせしました」はもちろんありません。
PCとにらっめこに飽きたのか
女性職員は大きなあくびをしています。
暖房代を節約しているのか
フード付きのジャンパーを着た数人の女性職員
寒いのか固まっています。
つい、数か月前までは
窓口行くと数人の職員が挨拶をし
対応をしてくれました。
連携も良く感動したものでした。
いったい何があったのでしょうか。
職場のレベルダウンはすぐに伝わります。
ではどうすればいいのか。
朝礼などは連絡事項の時間に使うのではなく
モチベーションアップの時間に使うといいですね。
ハイタッチをし合うだけでも
雰囲気はよくなります。

あなたの精ではないです
2017/12/22
先日、都内の百貨店でお買い物をしました。
お菓子売り場に長蛇の列。
何だろうと見てみると
各地の名菓がずらり。
会計場所に長蛇の列ができていました。
お菓子をみると我慢できない私は
ついつい大量にお買い物。
覚悟を決めて行列に並びました。
しかし、列はいっこうに進みません。
「この列をみただけで買いたくなくなるよね~」
数人のお客様が同じセリフを言い通り過ぎていきました。
やっと私の番に。
慣れていないアルバイトさんのようです。
狭い台の上に商品をあっちへやり、こっちへやり
要領がわからず四苦八苦しています。
「時間がかかってすみません」
何度も彼女は謝ってくれました。
「いいえ、あなたの精ではないですよ」
ノドまでこのセリフがでかかりました。
そう、責任はあなたの後方でニコニコ笑顔で見守っている
あなたの上司らしき人ですね。
商品を広げるには狭い台
使用済みの買い物をカゴを置くスペース
バーコードのない商品のレジ打ち方法
袋詰めのサポート
女性店員さんの身長では高すぎる台
まるで準備がされずにスタートしたようです。
「重いので横からお渡しします」
挙句の果てに、販売員が場を離れて動く始末です。
その間、司令塔である上司は
手を前で組み美しい笑みで立ち続けていました。
せめて
販売員さんは動かさないように
サポートをしてあげるといいのに・・・
「あなたの精ではないですよ」
の代わりに
「ありがとう」と満面の笑顔でアルバイトさんに行って帰ってきました。

ひと言の効果
2017/12/19
昨日は栃木の企業様でコミュニケーション研修でした。
こちらの企業様は今回で3回目です。
はじけるような笑い声が会場にひろがります。
「納得のいく話ばかりでした」
「とても楽しかったです」
「仕事だけでなく色んな場面で生かせる内容でした」
こんな言葉を最後にいただきました。
まるできれいな花束をいただいたような嬉しい気持ちになりました。
自分がもらって、改めて一言の大切さを感じます。
その場に合った言葉のプレゼントですね。
人工知能ロボットにはできないことです。
お金に変えられないものほど
心に残ります。
お金に変えられないものほど
価値があります。
ひと言のプレゼントをどうかたくさんあげてくださいね。

