接遇塾blog

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絵文字

2022/08/18

ビジネスメールでも絵文字はOKだと思う。

もちろん、基本的なものに限る。

非言語要素のひとつ

声のトーンが使える電話でもコミュニケーションは取りづらい。

ましてや字面だけで真意が伝わるとは思わない方が良い。

現に「メールやLINEでは50%誤解されている」といったデーターもある。

誤解されるからと

前後にしっかりと説明を入れようとすると

何が言いたいのかわからない長いだけの文章になる。

それを簡潔に解決するのは

スマイルなどの絵文字しかない。

ビジネスメールには不向きとの意見はもっともだが

そんな固いことを言っているうちに

真意を誤解されて仕事を失うことになるやもしれない。

ただし、お詫びや深刻な内容にはNGであることは言うまでもない。

 

カウンター陣地

2022/08/17

ブティックで女性が1点お買い上げ。

商品を手に取り店の奥にある会計場所へ向かう。

どうやら女性は足を怪我しているようで

随分ゆっくりでしか歩けない様子。

受け取りに行ってあげればいいのにと思ったが

店員さんはレジのあるカウンターの内側で動こうとしない。

コロナ感染を考えてカウンターから出ないのではない。

多くの店員さんがカウンターの内側を陣地のように思っている。

あの内側にいれば安心するのだろう。

見ればこの店には持ち運びの出来る椅子もある。

「どうぞこちらにお掛けになってお待ちください」

椅子に座っていただき

会計はそこで行えば

けがをしてまでお買い物に来てくださっているお客様を

大切にもてなすことが出来る。

深く考えなくてもできることだ。

お買い物を済ませたお客様は

再び痛々しい姿で出口まで歩いていった。

 

目で伝える

2022/08/16

早朝の便で出張。

お盆は終わったとはいえ夏休み真っ最中。

飛行機は8~9割の埋まり具合だ。

3人掛けに3名座るのも久々だと思いながら

いつものように読書に耽っていた。

「お隣はお連れ様ですか」

CAさんが聞いてくれた。

「いいえ」と答えると

「よろしかったら後ろの座席が空いております」

お礼をいい後ろの座席に移った。

「奥の座席もお使いください」

CAさんはそう付け加えて

目で笑ってくれた。

その後も何度か声をかけてくれるたびに

目で笑ってくれる。

笑顔は口ではなく目で伝えるものだと

改めて思えた。

何とも幸せな笑顔だ。

 

接客力

2022/08/15

商業施設内に座り心地の良いソファーが置かれている。

昼食を済ませ小休止とばかり座ったら動きたくなくなった。

階下のブティックが良く見える。

しばらく眺めていた。

セールの赤札につられてかお客様がドンドン入店。

店員さんもさぞかし喜んでいるだろうと思いきや

一人は背を向け伝票整理。

一人は品出し。

お客様には関心がありませんといった様子だ。

買うなら声をかけてねといった売り方なのか。

勿体ないことにお客様はドンドン買わずに出ていく。

以前、この店で買い物をしたことがある。

可愛らしい店員さんが声をかけてくれ

1枚だけと思い入店したのが4着も買ってしまった。

商品力ももちろんだが

購入した要因は店員さんの売り方にある。

彼女は本部員だったのかその後見かけない。

店の売り上げは掛け算である。

商品力×訴求力×接客力

接客力を上げることで売り上げは間違いなく上がる。

そのことに一生懸命でない店が多いような気がするのは

私だけだろうか。

 

割引券

2022/08/14

「お客様、こちらの割引券は16日からです」

会計でご年配の男性が店員さんに言われていた。

回転寿司屋さんでのことだ。

この店は少々お高めの店なので割引券を使うとかなり得になる。

それはいいとして

せっかく来店頻度を上げようと配布している割引券。

しかも店頭でしか配らないので、このご年配の男性は

リピート客であることは間違いがない。

「ああ、そうですか・・・」

と答えたお客様の心中やいかに。

紋切り型で断るより

「いつもご利用ありがとうございます。

こちらの割引券は16日からとなっておりますが

特別に割引させていただきます」

「後2枚残っておりますので、来月15日までお使いいただけます。

是非、ご来店をお待ちしております」
(割引券は3枚つづりである)

とすれば、特別に割り引いたことがロスではなく

売上として反映するのではと老婆心ながら思った。

せっかくおいしいお寿司を食べても

お客様の印象に残るのは

最後に「どんな気持ちにさせられたか」だ。

帰り際のお客様の様子で

恐らく足は遠のくだろうと推察した。

勿論、会計場所にいた女性店員さんに責任があるわけではない。

彼女はキチンと仕事をしただけ。

こういう事態にどう対処するのか

指導をしていなかった責任者に問題がある。

 

前後の補足

2022/08/13

先月ショートにした。

少々伸びると再び気になり始めた。

我慢が出来なくなり美容室に向かう。

美容室は色々質問される場所でもある。

「かゆいところはございませんか」

「流し足りないところはございませんか」

水の音やBGMでよく聞き取れないが

美容院でされる質問は限られている。

予測しながら

「はい」

「はい」と答えていた。

「あっ!寒くないですか?」

いきなり大きな声で聞かれた。

一瞬、答えに詰まったが「大丈夫です」と答えた。

なぜ聞いたのだろう。

シャンプー台でおとなしくしていたので

寒そうなジェスチャーはしていない。

唐突な質問は混乱を招く。

「このお席はエアコンが直接当たりますので」

「エアコンをいつもより聞かせてますが寒くないですか」

前後の補足をお願いしたいと思った次第である。

 

応対品質

2022/08/12

不動産会社に電話を掛けた。

どうやら書類を郵送しないといけないようだ。

送り先を聞く。

○○不動産▽▽株式会社・・・普通ここで終わりだろうと

「はい」と言おうとしたら

「まだあります」

私の心の声を察したのか

「会社名が変わり長くなってしまったんです。すみません」

思わず笑ってしまった。

社名が異様に長くなり

今まで何度か同じシチュエーションを繰り返してきたのだろう。

電話応対としては

少々厄介なことだ。

しかし

そこをすかさず

「社名が変わり長くなったんです」というあたりに

人間味のある電話応対を感じずにはいられない。

コールセンターのような流ちょうな受け答えではなく

こんな応対に品質の良さを感じる。

 

名前

2022/08/11

名前は特別なもの。

私たち人間は・・・いやペットに至るまで

名前を呼ばれると反応する。

気持ちのステートが変わるのだ。

「お客様」「〇番の方」「次の方」

これでは何も気持ちは変わらない。

お金もかけずに、名前を覚えるというほんの少しの努力だけで

相手の状態を変えることが出来る。

さて、では介護施設などで下の名前で呼ぶのはどうか。

ご本人が喜んでいればOKである。

但し、ご家族の了解も得ておかなければいけない。

自分の親が子供や孫ののような年齢のスタッフに

下の名前で呼ばれることに嫌悪感を示す方もいる。

ちなみに、私の母は病院や施設で

下の名前を呼ばれることをとても喜んでいた。

 

売り場のミスの原因

2022/08/10

ショーケース内のお惣菜を注文する時は

やや緊張する。

夕方の混雑時ともなればなおさらだ。

ジェスチャーを交えわかりやすく気を使いながら注文した。

注文し終えた後店員さん同士の様子をみて

また不安がよぎった。

別の店員さんが、私の後のお客様の注文を聞いた。

彼女は少々強引に私の注文を聞いてくれた店員さんを押しやり

自分の受注した商品を詰めた。

仲が悪いのかと推察した。

結局、レジに並ぶのは私が後になってしまった。

そこまでは取るに足らないことなので良しとしよう。

家に帰り袋の中を見ると

注文した商品が不足していた。

レシートを確認すると代金はきちんと取られている。

恐らく店員さん同士のコミュニケーション不足で

意識が散漫になってしまったのだろう。

職場には上層部が思う以上にパワーバランスが存在する。

お客様にしわ寄せがこないよう

くれぐれも

教育なり配置転換なりをお願いしたい。

 

身だしなみと仕事の腕

2022/08/09

気働きができることと見かけは必ずしも比例しない。

近くのコンビニで買い物をし

ついでにメルカリも出した。

商品に手を伸ばした店員さんの爪は濃い青。

髪はアニメから抜け出たかのごとくブルー。

この彼女がすごかった。

あっと言う間にレジ打ちしたかと思うと

「袋にお入れします」と持参のマイバッグに商品を詰めてくれた。

だけではなく

メルカリの伝票を貼りやすく

粘着部分を2か所折り返して渡してくれた。

身だしなみはできているが仕事ができない人と

髪の毛の色は奇抜でも仕事が出来る人ではどちらが良いか

昔、会社員時代に聞かれたことがある。

飲食業界故、奇抜な色を認めるわけにはいかないと答えたが

今なら「仕事ができれば何色でもいい」と答えてしまいそうだ。

 

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