接遇塾blog

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スマホに見入る店員さん

2022/09/08

移動中、食事処を探して駅近くのビルに入った。

結構な店がひしめき合っている。

お昼時は過ぎていたので

どこの店もお客様はほとんどいない。

店員さんが店の外に出て立っている。

お客様を呼び込んでいるのではない。

いや、立っている目的は呼び込みだと思うが

皆、どの店員さんもスマホをいじっている。

通路の端から眺めると異様な情景だ。

店の外に立っている店員さんが

皆、うつむいてスマホを見ているのだ。

前を通りかかるとチラッと上目遣いに見るが声はかけてこない。

下手に店に入ろうとすると

邪魔をするなと怒られそうなので

早々に立ち去った。

アメリカのデータだが1日にスマホを見る回数は

何と、平均96回だそうだ。

一日に100回近くいったい何を見ているのか。

その情報をいったい何に役立てているのか。

「お客様に来てもらうのにはどうしたらいいのか」

といった情報でないことは確かだ。

 

マスク美人

2022/09/07

マスク社会も3年も続くと

顔を知らない知人も増えてきた。

友人の話だと

食事会に行って

「え?この人こんな顔だったの???」と初めて知ることも多いそうだ。

美人と思っていた人がそうでもなかったり

その逆・・・はあまりないようだ。

間違いなく「美人」は増えた。

目元よりも口元に年齢は出る。

目元よりも口元に年齢が出る。

大事なことなので2回繰り返しておく。

私くらいの年齢になるとマスクのおかげで

5歳くらいは若く見える(はずだ)。

接遇においてはマスク反対派だが

こういった副産物があると

マスク社会が少し長引いてもいいかと思い始めた。

こうなったら

きれいな「マスクの付け方」を研修で取り入れようか。

 

ムリのあるシステム

2022/09/06

スイーツ屋さんに出向く。

ショーケースに並ぶショートケーキを注文。

レジには他に買った商品と共に番号札を持っていくシステムだ。

「280円です」

レジの女性が快活に言った。

ショートケーキを2個とアイスキャンディを1袋買い280円。

とても嬉しいがそんなはずがない。

ショートケーキを箱詰めしていた店員さんが慌てて

「フルートショートが2個!」

と慌てて大きな声で告げる。

注文を聞き、他の人が会計する

注文を聞き会計し、他の人が商品を入れる。

こういったシステムはミスが起こりやすい。

現に私はシュークリームが注文した倍の数袋に入っていたことがある。

もちろん、代金は払っていないので返しに行った。

惣菜屋さんでは代金を払っているのに商品が少なかった。

今回もしかり。

しかもこういったところに限りダブルチェックはない。

当たり前のように

ミスは繰り返される。

目で確認できるよう伝票をまわすか

声に出して反復確認を徹底するとミスは減る。

いや、減るのはそれだけではない。

クレームに対応する時間

不明ロスの数も減ると断言しよう。

 

資料作り

2022/09/05

毎月のイベントに合わせてお奨めの仕方を研修していた。

会社員時代の話だ。

大体、2か月先のイベントを考える。

NETはもちろん、本、現場

あらゆる資料を調べつくしていた。

そして手書きで紙に書いていく。

紙はあたり一面に散らかっていた。

出尽くしたところでまとめていく。

このやり方が今でも生きている。

帰宅後も休みの日もずっと仕事をしていた気がする。

いや、このやり方ゆえ

どちらかと言えば自宅でやる方が都合が良かった。

お給料の大半を資料のため使うときもあった。

自分は何のために仕事をしているのか

真剣に考えることもなかった。

今、まさにこんな状況にある方がいたら

私から一言。

必ずいつかそれが大きな力となって未来で待っていてくれる。

 

シンプルサービス

2022/09/04

食品と一緒に花を買った。

レジではいつも紙で包んでくれる。

家に帰るとすぐにはがすので

「そのままでいいです」

と、包装をいつも辞退する。

今回のレジは男子高校生のアルバイトさんだ。

包装紙に手をかけるタイミングで

「そのままでいいです」と言う心構えをして待つ。

あれっ?

バーコードを通すとそのままカゴに移動した。

ガッカリしたというより

すっきりした。

クレームを恐れての過剰サービスは買う側の負担になることもある。

そもそも、きちんとセロハン紙で包んであるのだから

包装は不要だ。

必要な場合のみ申し出ればいい。

アルバイト君、それでいいですよ

と実際には言う勇気はないので

心の中で伝えた。

 

サービスの枠

2022/09/03

多くの企業が指標とする企業にサウスウエスト航空がある。

風土の違いで真似はできないが

サービスにおいても学ぶ点は多い。

飛行機に乗ると必ず救命胴衣の説明がある。

一部の航空会社を除き

日本の航空会社のそれは、とても型にはまった説明だ。

一方、サウスウエストの場合は

「お子様をお連れの場合は、ご自身が先に酸素マスクをつけ

その後、お子様の酸素マスクをお付けください」

「複数のお子様をお連れの場合は、将来有望なお子さま、またはあなたを

施設に入れそうにないお子さまから順にお付けください」

実際にその場にいたわけではないが

恐らく機内は笑いに包まれたに違いない。

日本でこんなことを言うと

即、ネットで叩かれそうだ。

しかし

笑いを受け入れることは

お国柄だけではなく

心の柔らかさや大きさだとしたら

到底かなわないとさえ思える。

我々のサービスは狭い枠の中で行うしかないのかもしれない。

 

お礼の仕方

2022/09/02

飛行機に乗るとルーティーンがある。

手元に本とのど飴を置く。

次いで機内誌を手に取り

「間違い探し」「浅田次郎」「ヤマザキマリ」の記事を読む。

読み終わると持参の本を読み始める。

しばらくするとドリンクサービスが始まる。

朝早いときのみホットコーヒーを「少しだけ」お願いする。

後はひたすら読書をして過ごす。

座席はいつも通路側だ。

窓側には40代ぐらいの男性が座っていた。

ずっと窓外の景色を見ていた。

飲み終えたコーヒーの紙コップをCAさんが受け取りに来た時だった。

「ごちそうさまでした」

会釈をしながらカツゼツよくお礼を言ったのだ。

殆どの乗客が無言か

よくて会釈か「どうも」ぐらいだ。

「ごちそうさまでした」

その瞬間、機内サービスのコーヒーが

ものすごく高価なご馳走に感じた。

お礼とはこうやってするものだと

改めて教えられた気がした。

 

アクリル板

2022/09/01

東京では連日コロナの新規感染者が減ってきている。

それにつけて思うのは

アクリル板やビニール幕だ。

飲食店では随分と減ってきている。

飲食店のアクリル板をじっと眺めると・・・

いや、食事の前には眺めない方が良い。

結構、飛沫が付いているのが見えてぞっとする。

不衛生なので

脇に外してもらったこともある。

ビニール幕もしかりだ。

声が聞こえにくく感じるため

お互い顔を寄せ合って話している。

この場合、お互いマスクをしているので飛沫はつきにくいが

指紋やシミがべったりと付着している。

私が研修に伺っている企業様は一部を撤去した。

何ともすっきりと清潔になった。

思えば、あの幕が空気を滞留させていたともいえる。

全面撤去するのは難しいかもしれないが

3年間ぶら下がりっぱなしだった幕に

そろそろ「ありがとう」と別れをつげる頃かもしれない。

 

10代の新人さん

2022/08/31

我が家は私の出張が近づくと外食が多くなる。

消化できないので食材を買い控えるのだ。

丁度、テレビで持ち帰り総菜の店が特集されていた。

その店に行って特集されていたものを買うことにした。

「テレビに出てたから今日は忙しいでしょ」

可愛らしい店員さんに家人が話しかける。

「う~ん、そうでも・・・」

と笑顔で首を振った。

レジに立っている二人の女の子は研修生だ。

二人とも緊張気味にきれいな姿勢で対応している。

会話が思うように返ってこなくても

お奨めの言葉がなくても

少々、私語が聞こえてきても

笑顔があるだけで十分だ。

ただし、そう許せるのは10代の可愛らしい新人さんに限る。

笑ってごまかせるのは18までと昔から相場が決まっているのである。

 

スムーズ

2022/08/30

目当てのコンサートに行くことにした。

先に会員にならなければいけないようだ。

要するにファンクラブ向けのコンサートだ。

面倒だが素直に会員になった。

アプリをインストールしそこからの申し込みとのこと。

これ以上アプリを増やしたくないが

ここでも素直に従った。

そこまでやっても抽選なので行けるとは限らないらしい。

ファンの年齢層からして

スマホの操作は難易度は低いと踏んで取り掛かる。

何度やっても最後の画面で元に戻ってしまう。

その内、ストレスがコンサートへの熱意を上回る。

「もう、いい!」

3歳児のごとく癇癪を起す。

NETで集客をするためには3クリック以上はNGとされている。

途中で離脱されないよう

Amazonなどは簡単すぎる操作で購入決定となる。

「スムーズ」なのは愛想の良さよりも高度な接遇なのだと

強く感じた次第なのである。

 

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