接遇塾blog

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売る気

2022/10/08

「仕入れてくれたものは俺が全力で売る」

山梨のスーパーの店長さんがテレビで話していた。

その売り方とは

マイクパフォーマンス。

商品を丁寧に説明するだけではなく

従業員さんのことも愛情をこめて紹介する。

「商品を並べるだけでは売れない」

まさにその通りとテレビに向かって拍手を送る。

マイクパフォーマンスのスキルもさることながら

大繁盛店の所以は

買ってもらいたいんだ!

お客様が来てくれることが嬉しいんだ!

その気持ちが前面に出ているところにある。

「話しかけるとお客様が嫌がるから」

と、腰が引けているようでは

商品は売れていかない。

もちろん、しつこく話しかけるのはNGだが

「いらっしゃいませ」に続く言葉くらいは言う方が良い。

そうしなければ

「売る気がない」と受け取られる。

売る気がない人の店で買う気になるお客様は

殆どいない。

 

予想通り閉店しました

2022/10/07

やはり閉店してしまった。

以前このブログにも書いたスイーツ屋さん。

人出が足りなくてお昼休憩時に一時閉店していた店だ。

既に次の出店が決まっていたので

場所としては悪くないのだろう。

売り物も同じスイーツだ。

閉店するだろうという店は大体わかる。

従業員さんが疲れ切っているのだ。

売れないことが当たりまえになり

負け癖が付いてしまっている。

加えて店も埃や汚れが増えていく。

利益を生まない店舗に投資をすることは難しいが

掃除はできる。

閉店してしまったスイーツ屋さんも

ショーケースの中の商品が倒れていたり

ショーケースの上が色んなもので煩雑になっていた。

自論ではあるが

打つ手なしの状況だとしても

汚れやほこりが無くなるだけで閑古鳥は住みにくくなるものだ。

 

景気の良い話

2022/10/06

空港に着くまでの時間を図ったようなトーク劇場だった。

タクシードライバーさんの話だ。

実に話題が豊富だ。

しかも明るく景気が良い。

数千万~数億円のワイン、ウイスキー、鯉の話だ。

雑談を苦手とする人が多い。

何を話したら良いかわからないということで

研修でもよく相談を受ける。

使えるトピックスと同時に明るい話題にするように伝える。

暗い話題は体に悪い。

「最近の景気は底なしですね。物価は値上がりばかりで。近所のご主人もリストラになったようです。

なんか曇ってきましたねえ。カラスも鳴いてるし」

そんな話をされると帰りはどんより暗くなる。

言葉は耳から体の中に入ってくる。

誰しも

暗い言葉で気持ちを満たしたくはない。

少々、脚色してもいいので

明るい話題をするに限る。

 

配慮の言葉

2022/10/05

「あまりお時間がないのですがよろしいですか」

2時20分。

オーダーストップまで10分、店を閉めるまで40分。

アイドルタイムは店を閉めるようだ。

慌てて料理を注文する。

「ギリギリの時間にスミマセン。3時までですよね」

「もう少し大丈夫ですから、お料理も秋らしくなっています。

どうぞゆっくり召し上がってください」

優しい配慮だ。

その言葉に甘えてゆっくりすることはないが

そう言ってくれるだけで気持ちにゆとりができる。

従業員さんは早く後片付けをして帰りたい、休みたい

だから、早く帰ってほしいと思うものだ。

気持ちとは逆の言葉をかけることによって

「感じの良いお店だ」

「また来たい」

再び足を向ける動機づけになr。

 

福の神

2022/10/04

彼女は高らかに良く笑う。

笑い声で店の中に光が舞う様だ。

いや

実際にはお金が舞い込んできている。

彼女はブティックの店員さんだ。

服を勧めながらも冗談を言いながらも

周りの空気を浄化するように良く笑う。

笑い声に呼び寄せられるようお客様がドンドン入店する。

他の店のようにバーゲンをやっているわけでも

お得商品の札もない。

なのにレジには購入商品を持ったお客さ様の列ができた。

当たり前だが

明るいところに人は集まる。

そして

明るいところでお金を使いたくなる。

明るいところで買ったものは「福」がたんまり付いてきそうだ。

 

手書きメッセージ

2022/10/03

メルカリで本を買うことがある。

個性が感じられる梱包も届く時の楽しみのひとつだ。

先日届いた荷物には

5円玉が入っていた。

「ご縁がありますように」とメッセージが添えられていた。

ひとつ、ひとつ商品を発送するたび

こうやって準備されているのだろう。

売れていくことは商品力だけではないこと

リピートしてもらうのは人間力が必要なこと

わかっていても「面倒」が先に立つ。

メルカリはいわゆる個人商店の集まりだ。

自分の人間力で売り上げを伸ばさないといけない。

百貨店などの大きな組織も

創立者の人間力から始まった。

大きくなればなるほど

社員が増えれば増えるほど

人間力が目立たなくなるところが多い気がする。

”そんなことはない”と反論を受けるかもしれないが

そんな組織や人に言いたい。

5円玉はなくともよい

手書きのメッセージだけでもよい。

たまに書いてみてはいかがだろうか。

受け取ると存外、嬉しいものである。

 

ジェスチャーが語るもの

2022/10/02

感染症対策のため

レジの列も間隔をあけるよう並ぶ位置を指定している。

「こちらにお並びください」と書かれた場所で待っていた。

年配の男性があらぬ方向からレジ台に商品を置いた。

並ぶ位置がわからなかったのだろう。

すると店員さんは商品を押し返し

無言で並ぶ位置を手で示した。

一瞬、胸が痛くなった。

店員さんにしては拒絶も指示もしたつもりはないだろう。

しかし

そのジェスチャーにタイトルを付けると

「拒絶」と「指示」だった。

時としてジェスチャーは言葉よりも人を傷つける。

言葉よりもわかりやすく本心が出るからだ。

 

配膳ロボット

2022/10/01

最近は旅館やレストランでネコが配膳してくれる。

正しくは「ネコ型配膳ロボット」だ。

普通はテーブルにやってくると料理を自分で取るのだが

少々、単価がお高めに店になると

ネコの後ろに店員さんが付いてきて

料理をテーブルに載せてくれる。

実はこういった対応がとても大事と思っている。

忙しくて手が回らない時は

本来のロボットの使い方でよいが

手が空いているときは人間らしさを出すべきだと思う。

DX、効率でできた時間はお客様最優先で使う。

ロボットの珍しさは1か月もすれば薄れるが

人的なサービスは終わりがない。

発揮できるチャンスは逃さず人が動くべきだ。

それとね

ネコの後ろに人間が付いて歩く光景も

なかなか可愛いものなのよ。

 

レストランの奇声

2022/09/30

女性が3人寄ると姦しいといわれるが

5人集まると強烈だ。

昼食に立ち寄ったレストラン。

斜め後ろから「アハハ」「キャーハハ」「ウワーハハハ」

文字で書くとどうということはないが

後頭部から奇声で殴られているようだ。

よくこれだけ大きな笑い声が出るものだ。

日ごろのストレスから解放されたからか。

周りのお客様も迷惑そうだが

女性5人を相手に「静かにしてください」とは恐ろしくて言えない。

店員さんも見て見ぬふりをしている。

「いつもご利用ありがとうございます。

申し訳ございません。お仕事をされている方もいらっしゃいますので

少しボリュームを落としていただけるとありがたいです。

ご協力ありがとうございます」

「本日はご来店ありがとうございます。

お席が込み合ってまいりましたので

少しお声のボリュームを押さえていただけると助かります。

ご協力ありがとうございます」

「ありがとう」でサンドイッチにすると言いやすい。

ただお願いをするだけでなく

「仕事をしている人がいる」

「混みあってきた」など

理由が添えられていると相手も納得しやすくなる。

 

声掛け

2022/09/29

バレーボールの世界大会が始まっている。

純粋に試合を観戦しているが

チーム競技は勉強にもなる。

自分のチームが不利になると声が出なくなる。

世界的な選手たちでもそうなる。

わかっていてもそうなる。

職場も忙しくなると声が出なくなる。

協業を主にしているところは疲れで雰囲気も悪くなる。

疲れず、効率を上げるのは

声掛けをするに限る。

忙しくなればなるほど声を掛け合うことが大事だ。

忙しいのに声まで出すと余計に疲れると思う人もいるかもしれないが

逆である。

いや、これは協業に限らない。

一人で仕事をしている場合でも声掛けは大事だ。

特に自身を鼓舞する言葉だ。

「さあ」「さてと」「よし」

たったこれだけで

気持ちが奮い立つ。

 

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