黒岩ちえこの接遇セミナー 新しいことの始まり
2014/01/27
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「新しいことを始める時はいつだって勇気がいります」
マー君の奥様、里田まいさんの言葉です。
接遇塾でも、明日から新しいセミナーコースがスタートします。
緊張もするし、勇気もいりますね。
受講生の方お一人お一人に深く関わり、
多くのものを、持ち帰っていただきたい。
貴重なお時間を割いてきてくださる方々に「来てよかった」と思っていただきたい。
そのためには、私の数十年の現場での経験、そして習得したスキルを
思いっきり提供していきたい。
今日は、そのための準備の日です。
里田まいさんのブログは、こう続きます。
「乗り越えた先の景色を見たい」
どんな景色を、受講生の皆様と見ることができるかワクワクします。

黒岩ちえこの接遇セミナー 匂いについて考える
2014/01/26
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
歩いていると、ケーキ屋さんからいい匂いがしてきました。
アップルパイの焼ける匂いです。
お店のガラスには「週末はアップルパイを販売しています」の文字が。
丁度焼きあがる時間なのですね。
私たちの脳は、目や耳からの情報を「いる、いらない」で振り分けてくれています。
視野に入ったものを、全て「見た」と記憶に残してはいないです。
関心の無いことは、聞こえていても聞いていないです。
匂いだけは、駄目ですね。
興味がないからと思っても、ちゃんと全て感じてしまいます。
お客様の応対時には、気を付けないといけないですね。
お掃除した時のワックスの匂い
ユニフォームの柔軟剤の匂い
手荒れ予防のハンドクリームの匂い
色んな匂いが不快感を届けているかもしれません。
しかし、アップルパイの焼けるのはいい匂いです。
誘惑と闘いながら歩を進めたのでした。

黒岩ちえこの接遇セミナー 「間」が大切です
2014/01/25
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
お芝居を見てきました。
鹿鳴館や先日見学した岩崎邸を設計したコンダー氏の奥様、
くめさんが主役のお芝居です。
主演は大地真央さん。
さすが、輝くばかりの美しさです。
会場からも、しばしばため息がこぼれています。
この大地真央さんの挨拶が素晴らしかった。
恐らく毎日公演中は何度も繰り返している挨拶だと思いますが
それを感じさせない「唯一ここだけの」思いを込めた挨拶に聞こえました。
何がそう思わせるのか。
「間」ですね。
大切な、一番思いを込める部分の前に一呼吸置くことですね。
「本日はお越しくださいまして、本当に〇ありがとうございます。」
心の底から、感謝の気持ちが染み出てくるようです。
感謝の気持ちを伝えるとき、お詫びの心を伝えるとき
一拍おいて言ってみてください。
思いが詰まった重い言葉になり相手に届きます。

黒岩ちえこの接遇セミナー 商品陳列命!
2014/01/24
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「何だろう?」
珍しいお店を発見しました。
外国の食材や調理器具、ドリンクを売っているお店のようです。
恐る恐る中に入ってみました。
ここのお店の偉い人らしい男性が、女性店員さんに指示を出しながら
商品を陳列しています。
どうやら、この偉い人は「商品陳列命!」のようです。
少し陳列すると、1.5mくらい離れてチェックし、また陳列
そして、離れてチェック・・・これを繰り返しています。
お客様が来店されても、近くを通っても挨拶はありません。
外国の商品はラベルがカラフルできれいです。
どうやら色の配置を考えているようです。
熱心に陳列している甲斐があって、見事な商品陳列です。
一面がまるできれいな絵画のように並べられています。
気が付くと、店内にはお客様は誰もいなくなりました。
お客様に関心がない店員さんが一人でもいると
やがて、お客様にも関心を持たれなくなります。
きれいに陳列された商品は、
描き変えられることのない絵画のままとなってしまいます。

黒岩ちえこの接遇セミナー 覚えていてくれました
2014/01/23
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございました。
セミナー会場の手配のため、ある施設に電話をかけました。
会社名を名乗り始めると
「はい。接遇塾様ですね。いつもありがとうございます。」
「あっ、ありがとうございます。覚えていてれたんですね。」
最後まで社名を言わなくても、ちゃんと覚えていてくれたのです。
お客様を覚えたら、覚えていることを伝えることが大事です。
覚えていることをお客様に告げなければ
この感動は生まれません。
心の中で、じーっと「あなたのこと覚えていますよ」と思っていても
お客様には伝わらないですね。
「いつもありがとうございます」
このひと言だけで嬉しく感じるものです。
そして、セミナー当日窓口に行くと、
「おはようございます。今日は何名ですか」
名前を名乗る前に、にこやかに声をかけてくれました。
やはり、顔も覚えてくれているのです。
大きな安心感が伝わってきました。

黒岩ちえこの接遇セミナー 付いてきてもらうには
2014/01/22
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
フードコートは同じエリアに競合店があり
勝敗がはっきりしているのを目の当たりにすることがあります。
お昼12時台にもかかわらず、一人もお客様のいない店舗がありました。
そこで買ってみることにしました。
暗いんです・・・。
話しかけても、声が小さく活気が感じられません。
決して、愛想が悪いというわけではないのですが・・・。
その後も少し離れたテーブルで食事をしながら見ていました。
やはり、チラ見をしてお客様は通り過ぎるだけです。
従業員さんも、お客様をチラ見して終わりです。
少しして、従業員さんが一人交代しました。
お昼休憩のようです。
代わりに入って来た従業員さん、素晴らしい声です。
「いらっしゃいませー!!○○はいかがですか!」
「出来立てアツアツの○○はいかがですかー!」
すごい。店が生き返ったようです。
もう一人の店員さんもつられて元気に声掛けが始まりました。
元気なお店には、お客様の反応も早いです。
すぐに4~5人のお客様が並び始めました。
「大きい声で声掛けしてね」「しっかり呼び込みをしてね」
と、指導するよりも、自分の背中を見せるのが早いですね。
元気な二人の声掛けは、いつしかフードコートで一番の活気を作っていました。

黒岩ちえこの接遇セミナー 付いてきてもらうには
2014/01/22

黒岩ちえこの接遇セミナー 禁止事項
2014/01/21
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
上野にある岩崎邸に行ってきました。
三菱財閥の創始者岩崎弥太郎のご子息の邸宅です。
家の中は暖炉、調度品、壁に至るまで非常に価値のあるものだそうです。
至るところに「手を触れないでください」「○○禁止」の札があります。
1階に「スタッフ」と書かれたユニフォームを着た女性がお一人いらっしゃいました。
2階には、どなたもいらっしゃいません。
広い邸内の秩序は、この無数の「禁止」の札によって保たれているようです。
しかし、これだけ禁止事項が目に入ると
逆に触れてみたくなるのが人情・・・
そんな、人間の習性を知ってか知らずか・・・ありました!
「どうぞ、壁の感触を触れてみてください」の文字が。
そこには、50㎝四方くらいにカットされた壁紙が置かれていました。
みなさん、ここでたまったストレスを解消するのか
一部ツルツルになった表面が、大勢の人が触れたことを物語っていました。
私たちの職場でも、やむを得ず
「禁止」の文字を出さないといけないときがあります。
でも、少し工夫すると肯定後に置き換えることができます。
・盲導犬、介助犬はお入りただけます。
・おタバコは、こちらのスペースでお願いします。
・ローラーボードは手に持ってお通りください。
禁止事項が目に付いたら、置き換える練習をすると
咄嗟の時に役立つかもしれませんね。

黒岩ちえこの接遇セミナー 人様のため
2014/01/20
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
電車に乗り込み、運よく空いている座席に座りました。
向かいの席には、外国人の方が座っています。
電車が動き出し、しばらくすると
その外国人の方が座席に座ったまま上体を伸ばし
床の上の物を、自分の方に引き寄せました。
見ると大きな安全ピンです。
しかも留めていたのが外れたのか、針はむき出しになっています
外国人の方は、安全な場所にそっと押しやりました。
誰かがケガをしないようにとの思いやりです。
目に見えていても、なかなかゴミひとつ拾えないのが現状です。
お店の従業員さんが通る入り口にも
ゴミがそのままになっているところが結構あります。
ここを通った数人の従業員さんは、
ゴミを踏んで通ったのか、飛び越えたのか、
もしや目に入らなっかたのでは・・・。
せめて、入店時目についたゴミは拾うようにしたいですね。
来店してくれるお客様のため、
後から出勤する仲間のため。
やがてはまわりまわって、自分のため。

黒岩ちえこの接遇セミナー 気合の入った声
2014/01/19
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
寒い時は温かいものが食べたくなります。
そこで、串カツ屋さんに入りました。
目の前で揚げてくれるお店です。
ジュワ~という音とともに、出来立てが運ばれてきます。
ご飯やお味噌汁は、のれんで仕切られた調理場から出てきます。
「お待たせいたしました!ご飯です!」
調理場から女性の元気な声が聞こえてきます。
言葉を発する前に一呼吸し、一生懸命発声しているのがわかります。
「お待たせ・・・」の「お」が中途半端ではないのですね。
とても気合が入っています。
”さあ、言うぞ!”というのが伝わってきます。
少し大げさに例えると、甲子園の選手宣誓といった感じでしょうか。
きっと、今までに何度も「もっと大きい声で!」「もっとわかりやすく!」と
注意を受けたのでしょうね。(想像ですが・・・)
お顔は最後まで拝見できませんでしたが
仕事に対する心意気満載の声が発せられる調理場は
まさに、この店のパワースポットです。

