ヒールと歩き方
2021/06/22
昔は通常5センチのヒールを履いていた。
年を取るとともに辛くなった。
「黒岩さんにはずっとヒールを履いていてほしい」
友人の言葉だが約束は早々に反故にした。
最近はもっぱらウオーキングシューズだ。
足に問題はなくなったが
歩き方が悪くなった。
ペッタンペッタン体重移動してしまう。
いささか見栄えが悪い。
研修では歩き方を練習を取り入れるときがある。
すり足や音を立てての歩き方はNGだ。
とはいえ
モデルのような歩き方を
忙しい職場でやっている場合ではない。
1本の線を挟むように歩くと良い。
更に鎖骨を前にして歩くと美しくなる。
今日は埼玉の企業様で研修だ。
研修中はスリッパに履き替えるので
3センチのヒールで出かけることにしよう。

早まった
2021/06/21
コードレスイヤホンはなかなか優れものだ。
コードは絡まないしウオークマン本体は
バッグの中にしまっておける。
何より音質が良い。
しかし、ふと不安になった。
コードがないイヤホンは落ちやすいのではないか。
つかまる場所がなく足場だけの
ロッククライミング状態だ。
調べてみた。
何と駅の落とし物の問い合わせが年間500件以上。
問い合わせていない人を入れると
駅だけでもかなりの数落下しているということだ。
購入を早まったか。
問題回避型の私はここで対策を考える。
飛行機の中は落ちても拾えるのでよしとする。
電車は降りる前に外す。
歩く時はバッグの中。
これで落ちてもなくなることはない。
いや、まだ何かあるかもしれないと考える。
心配性の悪い癖だ。
しかし、問題回避型は
あらかじめ最悪を予測し対策を打つことができる。
職場に一人は必要な人材だが
発言権を持ちすぎると議事が先に進まなくなるという欠点がある。
そして
考えすぎる対策は無駄骨折りになることが多い。
結局
「コード付きイヤホンも持って出かける」
ということで私の対策はここに極まる。

読むより見る
2021/06/20
コードレスのイヤホンを買った。
ウオークマンに接続した。
文字で書くと1行だが
そうやすやすと接続させてはくれなかった。
組み立て家具も電気製品も
今どきの説明書は不親切だ。
イラストだけで説明しようとしている。
「なんで?」
「どうなっているの」
「不良品か」
こんな単純なことで世の中に置いて行かれるわけにはいかない。
格闘ののち接続できた。
出来てみるとイラストだけの説明書はよくできてる。
文章で書かれるよりもわかりやすい。
文章や言葉は細かく説明しようとすると
余計にややこしくなる。
親切に言おうとして
患者様、お客様に求められていない
わかりきったことまで説明する時もある。
まさに蛇足だ。
文章という無駄を省いた説明書。
「読む」より「見る」方が早いことを改めて教えてくれる。

効率的な作業方法
2021/06/19
漢字を忘れることがある。
PCやスマホを使っていると
書くことがめっきり減り
脳が退化していくようだ。
漢字ジグザグというパズルを始めた。
漢字をマスにひたすら埋めていくものだが
これが意外と面白い。
何時間でもできそうなので危険極まりない。
ゲームに夢中になる人の気持ちがわかる。
1時間と決めた。
しかし
漢字を忘れないためとはいえゲームである。
ゲームだけの1時間ももったいない気がする。
海外ドラマを見ながらやることにした。
どちらかに集中した方が身に付きやすいと思うが
昔から同時進行の作業を好む方である。
さて
職場でも作業スピードを上げることが必須である。
作業スピードを上げるためには
同じ動作を繰り返すこと。
家で料理を作るときも同じだ。
野菜は必要なものを全て洗う。
包丁作業はまとめて終わらせる。
同時にやっていいのはお湯を沸かすくらいか。
あれこれやるのは効率的に見えて
作業が散らかり手数も多くなる。
作業場やデスクが散らかっている人がこのタイプだ。
私の場合も
ドラマに夢中になるとパズルを間違える。
消してやり直しだ。
海外ドラマはもっぱら刑事ものが好みだ。
パズルに熱中すると
いつの間にか犯人が捕まっている。
犯人が分かったドラマを巻き戻して見るほど
つまらなく非効率なものはない。

お姉さんとおばさんの違い
2021/06/18
髪の毛の質が悪い。
1本1本が自己主張しあらぬ方向を向くのである。
梅雨の時期は更に悲惨な状態が続く。
使い込んだホウキのようだ。
先日、毎月研修に伺う会社の方が
お奨めの「オイル」を送ってきてくれた。
夜髪を乾かした後つけておくと
なんと、朝は素直に収まっているではないか。
加えて香りが良い。
アロマ効果もある優れものだ。
さて
職場では身だしなみが大事だというのは
言うまでもない。
特に第一印象は90%近くが目から入ってくるもので決まる。
髪を整えるだけで印象がぐっとアップする。
私は常々
「お姉さん」と「おばさん」の違いは髪だと思っている。
髪に気が配れなくなった時点で
「おばさん」への階段を上るのである。
上りかけた私は
いや
随分上っていた私はこのオイルによって
数段引き戻された気がしている。

往復仕事
2021/06/17
昭和の食堂をコンセプトにした店に行った。
行列ができている。
仕方なく私も行列の一部となった。
2人、4人、3人とお客様が出てきても
入れ替わりの誘導がない。
この行列の原因が何なんか・・・すぐに予測はできた。
中に入り予測は確信に変わった。
料理は間に合っているのに
配膳・片づけ・オーダー取りが間に合っていないのだ。
原因は山のようにあるが
いわゆる「食堂のおばちゃん」の位置づけの女性が
片道仕事しかしていない。
配膳をしても
ドリンクのオーダーを聞いても
近くのテーブルの片づけが残っているのに
手ぶらで戻っていく。
一人のお客様のグラスにお水を注ぐ。
周りのテーブルを見ずに戻っていく。
よって
作業は山積みになっていく。
外の行列は長くなる。
「食堂のおばちゃん」に
往復仕事ができるように指導してあげるだけで
売上は間違いなく伸びる。
忙しい、忙しいと言っている職場でも
結構ありがちな現象である。
さあ、今日は午後から3か所をつなぎ
リモートでの接遇研修だ。
しかし
つくづく
昭和の時代には考えられなかった研修スタイルである。

新店舗を訪ねて
2021/06/16
オープニングスタッフ研修をさせていただいた。
昨日はそのショップがオープンの日だった。
手土産と共に訪ねてみた。
良い緊張感の中
皆様笑顔で出迎えてくれた。
清潔感溢れるショップ
センス良くディスプレイも出来ている。
やはり
新しいことのスタートはいいものだ。
会社員時代にオープンさせてきた数々の店を思い出す。
派手な宣伝のため
お客様が詰めかけサンプルケースのガラスが割れた。
待ち切れなかったのだろうか
サンプルを持って帰られた時もあった。
予想の倍以上の売り上げで大混雑になったときもある。
どれも「嬉しい悲鳴」ではなく
「失敗」である。
極端に安くするかビッグプレゼントをすれば
お客様は集まる。
しかし3日もすれば波が引くようにお客様は去っていく。
今回のショップのように
完璧な姿でお客様を迎えることが大事である。
体制が整えば後々何でもできる。
さあ
今夜は医療従事者のためのセミナーだ。
早々に満席になったとのこと。
体制を整え備えることとしよう。

梅雨入り
2021/06/15
どうやら梅雨入りをしたらしい。
まだかまだかと待っていたわけではないが
西の方面が早かっただけに随分遅い気がする。
梅雨入宣言となっても何が変わるわけでもない。
名前を付けることで季節を彩る風物詩みたいなものか。
さて
季節に合わせディスプレイをする職場は多い。
これは先取りが良い。
そろそろ夏の飾りつけの準備をする頃だ。
ディスプレイのチェンジが遅れてしまうと
期限切れのポスターと同じで不要かつ「気配りのなさ」のアピールとなる。
毎月研修で伺う介護施設様では
すでに貝殻と海のイメージにディスプレイが変わっていた。
一気に記憶の中にある夏を思い出し
深呼吸のひとつもしたくなる。
「ああ、もうそんな季節か」と感じるのは
梅雨の時期にアジサイではなく
一歩先取りしたものを見た時だ。
忙しくて手が回らないといったお悩みもある。
大がかりなことはできなくても
コーナーを決めてディスプレイすればよい。
目立たせるコツは横に広げるのではなく
天井から足元
縦に広げることだ。

言い間違い
2021/06/14
先日研修で伺ったクリニック様でのこと。
研修が終わり待合室で座っていると
70代後半くらいの女性に話しかけられた。
自動精算機の使い方がわからないとのこと。
最近はどこもセルフレジだから戸惑う気持ちがよくわかる。
更に話が続く
今朝は自転車のカギが鍵穴に入らなかったとのこと
更に更に
お財布がバッグの中で行方不明になり慌てたとのこと
「よくわかります。色々大変ですよね」
うんうんとうなづきながら話を聞く。
話は弾み旅行に行った話まで発展したところで
「では、これで失礼します。
お互い頑張りましょうね」
とそのご婦人は帰っていった。
お互いに?
お互いにとは?
もしかして同年代くらいに思っていらっしゃるのか。
それとも言い間違えたのか
深く考えてもどうにもならないから考えるのをやめた。
さて
職場でも言い間違いをしてしまうことはある。
間違いに気づいたら
言いにくいことほど早く訂正した方が良い。
どうしよう、どうしようと思っていると時間が過ぎる。
信頼を喪失する時間だ。
どうせは怒られてしまうことでも
時間がたてばたつほど怒られる度合いは大きくなる。
屋外に目をやると先ほどのご婦人が
まるで旧知の友人のように会釈をして帰って行った。
深く考えるのはやめよう。

ビニール幕について一考
2021/06/13
今やどこでもお馴染みになったビニール幕
お客様の安全もさることながら
感染する危険がある中
出勤してきてくれる従業員を守る意味合いが強かったと思う。
聞こえづらいからか
ご年配の方がビニール幕に顔を近づけ話している。
対応する方も顔を近づけて大きな声で話している。
この場合
間に幕があるのでよしとする。
しかし
幕の下のすき間に顔を突っ込み会話をしている人もいる。
気持ちはわかる。
あの幕があるだけで聞こえづらいのだ。
ビニール幕を批判するのではない。
彼らもよく頑張っている。
役割は十分果たしている。
しかし
声が聞こえづらい
表情が見えづらい
だけでなく空気もよどんでいる
表面にはウイルスが付着しているかもしれない
などデメリットの方が上回っている気もする。
アクリル板を含め
あらゆる箇所はアルコール消毒をするが
ビニール幕を消毒しているところは見たことがない。
しているところもあるかもしれないが
殆どのところで
昨年設置したまま
現在まで消毒することがないまま
従業員とお客様との近くにぶら下がっているのである。
まあ
触れたからと言って感染する可能性は少ないだろうが
無事に役割を終え
撤去される日が来ることを祈っている。

