黒岩智恵子の接遇セミナー 「完敗です」
2013/04/28
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
友人に誘われ、見るからに若者向けのブティックに。
店内には可愛い服がズラリ。
店員さんも皆お人形さんのようです。
明らかに場違い・・・と思いながらも
バーゲン中の品を物色していると
お人形さんの一人が(彼女はフランス人形のようでした)
「可愛いですよね、これ、いかがですか」
「ええ、可愛いですけど、年齢制限がありますよね」
「いいえ!そんなことないですお似合いですよ!」
即座に否定してくださいました。
そうです。こんな場合ほとんどの人が
「いいえ、そんなことありません」
の言葉を待っています。
「えー、でも可愛すぎですよ」
「いいえ、この色なんかきっとお似合いですよ」
これまた、即座に再否定。
この2回連続は大事ですね。
しかも即座に言うのがポイントです。
間を置かれると不安になります。
お若いのに、なかなかな店員さんです。
笑顔も、言葉使いも完璧です。
すっかりその気になり、3枚も買ってしまいました。
完敗です。

黒岩智恵子の接遇セミナー 情報提供
2013/04/27
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
イタリアンレストランで食事をしたときのこと。
会計の際に領収書をお願いしました。
すると、「レシートと手書き領収書とどちらがよろしいですか」
と聞かれ、
「う~ん」
「領収書のほうが速いです」
「じゃあそれで」
お互いの思いが一致した瞬間でした。
「こちらの方が長持ちします」
「1回のご利用でしたらこちらがお得です」
「お子様に人気があるのはこちらです」
「こちらは何にでもよく合います」
「長い目で見るとこちらが経済的です」
こんなふうに、情報提供があると決断しやすいですね。
決めるのは自分、人にあれこれ言われたくないという方もいらっしゃいますが
そんな方も、情報だけは欲しいと思っています。
まずは、さりげなく情報を発信してみましょう。
では、ここで私も
接遇塾公開セミナー、5月、6月受付中です。
今ならお得な1万円です!

黒岩智恵子の接遇セミナー 職場は舞台
2013/04/26
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
もう何十年ぶりでしょうか。
サーカスに行ってきました。
人間業とは思えない技の数々。
演じる側は何十回、何百回とやる内の一度の舞台。
来てくれたお客様に完璧を見せるために演じてくれています。
職場もよく「舞台」に例えられます。
接遇の仕事に就く人は「女優(男優)」になるよう指導されたりします。
では、「舞台」に立つとき、何が一番大切なのか。
私は、「舞台」に上がるまでの「練習」だと思っています。
サーカスや演劇の舞台と同じです。
お金をいただける舞台に立てるのだから練習は必要ですね。
身だしなみを整えることだって
接遇の基本用語を覚えることも
身のこなしも、お客様の心をつかむことも
だれにも負けないくらい練習した人が
「私は女優よ」とばかり完璧な、自分の役どころをこなせています。
「でも、演技だと気持ちが伝わらないんじゃない」
と心配されるかもしれませんが、大丈夫です!
プロになるにつれて、演技はいつしか「本気」に変わっていきます。

黒岩智恵子の接遇セミナー エコですね
2013/04/25
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
コンビニのお弁当コーナーをチラ見。
違和感を感じ再びショーケースを見ると
違和感の正体は、その中の1種類のお弁当。
バランやホイルが一枚も入っていないのです。
エコですね。
食べられないものは無駄だと判断したのでしょうね。
そういえば、割り箸にも爪楊枝同封が少なくなったような。
過剰になりすぎたものは、こうして
何かをきっかけになくしていくんでしょうね。
「それって、企業の利益をあげるためじゃないの」
そう思われそうですが
減らしていくものと同時に
コストのかからないものを、どんどん増やしていけば大丈夫です。
応対した人の、笑顔だったり、明るい声だったり、
「お気をつけて」の一言も
利用してくれた人のエネルギーのチャージになります。
エコですね。

黒岩智恵子の接遇セミナー 後片付け
2013/04/24
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「こちらはもうよろしいでしょうか」
中華料理屋さんで食事をした後、
店員さんが食器を下げにいらっしゃいました。
そして手際よく、数枚の食器を見事に・・・。
食器に残っている、タレだとか、ソースだとかスープまで
目の前でザッと一つの食器にまとめて運んで行かれました。
おいしい食事の最後に残飯を見せられた気がしました。
お客様や、患者様への接遇の場でも
例えメモ書き1枚でも、目の前で処分するときは
くれぐれも無造作に丸めてポイ!なんてことのないように気を付けましょう。
特に、お客様、患者様のお名前が書かれたメモ書き
お客様ご自身に書いていただいたメモ書き
自分自身が雑に扱われた気がします。
行先はゴミ箱でも運ぶその手は丁寧に。

黒岩智恵子の接遇セミナー 試し読み
2013/04/23
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
世の中のサービスはここまで進んでいるのか!
というものを見ました。
それを発見したのは、本屋さんの雑誌コーナーの平台の上です。
女性向けファッション雑誌がうず高く積まれている
その一番上に、「試し読み」の札がつけれた雑誌があったのです。
月刊誌も今では、700円~800円。
買って失敗したくないし、
誰しも中を覗いてみたいですよね。
・・・ていうか、覗いてますよね。
そして、買う気になると、覗き見した雑誌は元に戻し
誰も、触れていないであろう2~3冊下の雑誌を持ってレジへ。
・・・なんてこと、本屋さんだってお見通しです。
それならばと、「立ち読みお断り!」ではなく
1冊を犠牲にし、「試し読み」を設置してくれた本屋さん。
その偉い本屋さんとは「三省堂」さんです。
この立派な試みに拍手を送る代わりに
本を1冊買いました。

黒岩智恵子の接遇セミナー 話しかけ言葉
2013/04/22
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「今日は風が強いですね」
「台風並みですね」
そんな言葉があちこちで聞こえてきそうな一日ですね。
話しかけるのが苦手な人も
こんなわかりやすいお天気の時は
「今日は風が強いですね」
この一言で、会話のきっかけがつかめそうです。
そして接遇名人を目指している私たちは
言葉の次は、「行動」です。
ドアを手で抑えておく
とりあえず椅子をおすすめする
入り口付近のゴミを拾う
手荷物をまとめて差し上げる
お車まで荷物を運んで差し上げる
まだまだ、想像すると出てきそうですね。
喜んでいただける行動を想像するのは楽しいものです。
強風の中、出かけるのが嫌だなと思いながらも
わざわざ来てくださった、ありがたい方々です。
「しあわせ」だと思える一瞬をプレゼントしましょう。
そうそう、笑顔のラッピングを忘れないように。

黒岩智恵子の接遇セミナー 残念なお店
2013/04/21
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「大丈夫よ!○○さんは誰からも好かれるから~。」
「いえいえ。そんなことないです。」
声の主は、この店の店員さん。
もちろん、「いらっしゃいませ」なんてありません。
ここは、イートインコーナーもある立派なコンビニの店内。
もう一人私の後ろから男性客が走りこんできました。
当然、おしゃべりは続いています。
急いでいる男性客は、商品を持ちレジへ。
しかしレジは誰もいません。
そう、店員さんは姿が見えないところでおしゃべりに夢中です。
男性客はカウンターから身を乗り出し
「すみませーん!」
うわ~、むかし田舎の雑貨屋さんで見かけた光景だ。
ほどなくして現れた店員さん、予想通りの会計をし、
予想通り、また姿を消しました。
ここで、冒頭の文章に戻ってみましょう。
「大丈夫よ!○○さんは誰からも好かれるから」
少なくとも、さっきの男性客は好きではないと思いますよ。

黒岩智恵子の接遇セミナー 新人さん
2013/04/20
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
隠れ家的な知る人ぞ知る美食家御用達のお店に行ってきました。
開店時間前からお店の前は行列ができています。
4月半ばとは思えない肌寒さの中並んで待っていました。
ガラッと戸が開き、中から女性店員さん。
おもむろにホースを手に持ち
「水撒きしますから・・・」
一番前に並んでいた男性客は「あっ、はい」と2~3歩後ずさり。
水撒き終わると、店員さんは再び中へ。
その間、発した言葉は「水撒きしますから」のみ。
うわ~、もしかして、
「俺の料理を食わしてやってる」的な職人さんで
食べ方が気に入らないと怒られたり、
残しでもしたら、「2度と来るな」って言われたり・・。
不安がMAXに膨らんだところで、店内に。
「いらっしゃいませ」
パリッとした白衣を着た、頭の低い感じの良い板前さん。
先ほどの水撒きの店員さんのほかにも女性が一人。
見ないふりをしながら、よく見ているんでしょうね。
先へ先へと、よく気が付く店員さんです。
じゃあ、先ほどの水撒きの方は・・・というと
指示を受けて、作業をしている感じです。
まだ慣れていない新人さんだったのですね。
きっと、「水撒きしてきて」の指示だけで外に出て来られたのでしょうね。
「並んでいるお客様にお待たせして申し訳ございません。
寒い中ありがとうございます。
あともう少しで開店いたします・・と声をかけてくださいね」
で、「ついでに、水撒きしてきてくださいね」だと良かったんでしょうね。
新人さんに見えないところで作業をしてもらう時には
細かな作業指示をしてあげたいですね。
新人さんだって、立派なお店の看板ですから。

黒岩智恵子の接遇セミナー 顔面フィードバック
2013/04/19
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「心の備わっていない笑顔は作り笑い」
確かにそうかもしれないですが、
では、心が備わるまで待つのでしょうか。
少なくとも、お客様や患者様は待ってはくださいません。
でも、大丈夫。
心と体はつながっているから、先に笑えば心もついてくるそうです。
「顔面フィードバック」と言うそうです。
楽しかったこと、嬉しかったことを思い出す・・・
とかもしなくて大丈夫。
ただ、頬のお肉を無理やりにでも上に押し上げるだけで
脳は「笑っている」と理解し
結果、気持ちも楽しくなってくるそうです。
接遇のプロである私たちは、
頬の肉を上げるだけで、心からの笑顔が作り出せます。
かっこいいですね!
いつでもどこでも、手の届くところに笑顔のスイッチがあるなんて。

