「もしもし」
2023/04/10
「もしもし」は電話応対においてはNGだ。
元をたどれば
「申します、申します」と
電波がまだまだ十分に整備されていない時代の言葉である。
「聞こえていますか」と言う意味も含まれていた。
電波がこれだけ整備された現在
ほぼ使うことはない。
「もしもし、お待たせいたしました」
「もしもし、○○です」
こういった際「もしもし」は不要である。
勿論、音声が聞き取りにくい場合の「もしもし」はOKだ。
が、研修講師の身でありながら
「もしもし」を使うように研修で指導している。
あるシチュエーションに限るが
どうしても必要な時がある。
お客様を逃さないためには
このNGワードが効力を発揮する。

パンダのたからもの
2023/04/09
なぜか急に体が軽くなった気がする。
いやいや、体重は変化なしだ。
毎日、ストレッチはしている。
その成果が出てきているのか。
半面、ほうれい線、頬のたるみが目立ってきた。
勿論、加齢のせいなのは理解している。
マスクだ。
マスクの下では無意識のうちに表情筋を動かさなくしている。
表情筋も筋肉だ。
3年余りも筋肉を動かさなかったせいだ。
口を縦に開けるのを意識すること。
これは接遇セミナーでカツゼツ体操のポイントとして話している。
もう一つは「舌」だ。
毎月伺う介護施設での嚥下予防の体操がよさそうだ。
「ぱ・ん・だ・の・た・か・ら・も・の」
これを縦に口をあけながら数回繰り返す。
マスクを完全に外すまでに
頬のたるみを何とかしなければ。

エトピリカ
2023/04/08
音楽がモチベーションを上げる。
起業する際
きちんとした写真が必要で
プロのカメラマンに写真スタジオで撮影していただいた。
ヘアメイクをしてもらった後
撮影に入る前にレッスンがある。
姿勢や表情についてレッスンを受ける際
音楽をかけてくれた。
葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」。
情熱大陸のテーマソングである。
私にしては壮大すぎる曲だが気持ちが盛り上がったのは確かだ。
店舗でもクリニックでもBGMは重要だ。
確実に脳に影響を与える。
プロの意見を聞いたり調べたりして
自社に必要な曲を選ぶのもサービスのひとつである。

なんだ坂、こんな坂
2023/04/07
出張や午前からの仕事がない日は毎日拭き掃除をしている。
これが結構きつい。
体重の増加と筋肉の衰えか
狭い我が家でも途中から息切れがする。
それでも「やる」と決めたからには毎日やる。
会社員時代、
休みもなく星を見ながら出勤し、星を見ながら帰る日々に
しんどくなり泣きそうになったことが何度かある。
そんな時は「頑張れ、頑張れ」と運転をしながら膝をこぶしで何度も叩いた。
今はそんなスパルタはしない。
すっかりソフトになった。
歌を歌うのだ。
レパートリーは少ない。
♪なんだ坂、こんな坂、1,2,3,4~
♪野を超え山こ~え~
後は日によって思いついた歌を歌う。
勤務中は声を出して歌うことは憚られるが
心の中で歌うだけでも頑張れるものだ。
仕事がきついな~と思っている方は
だまされたと思ってやってみていただきたい。

日本人らしさの伝承
2023/04/06
ある開店すしチェーンの海外出店の様子をTVで見た。
現地の女性が出店リーダーとなり指導している。
「それは会釈です。日本人のお辞儀はもっと丁寧です。
もう少し深くお辞儀をしてください」
先日のブログで自由化された身だしなみの記事を書いた。
どんどん日本人の謙遜、謙虚な姿勢が薄れていく気がしていた。
いまや
日本人の美しさは外国の方々によって受け継がれている様を見た。
ありがたいことだ。
日本国内でも昭和ブームと聞く。
流行歌、グッズ、食べ物
昭和が生んだものがトレンドとなる現在
まだ色濃く残っていた「らしさ」も見直されることを期待する。

レジでの花談義
2023/04/05
母の好きだったシャクヤクの花を買った。
母は畑一面に植えて楽しんでいた。
誰かにあげるのをことのほか楽しみにしていた。
そんなこんなをほのかに思い出しながらレジ向かう。
「いいですよね~、この色」
レジの女性が花を褒めてくれた。
この花を選んだ自分が褒められた気がして嬉しくなった。
「開くのが楽しみね~」
忙しく手を動かしながら蕾に話かける。
きっと花が大好きなのだろう。
人柄が伝わってくる。
買い物は日常の出来事だが
店員さんとの会話で特別なことになる。
会計をするのが仕事ではなく
お客様に喜んでもらうために何をするかを考えて
一生懸命させていただくのが仕事だと
接遇研修ではいつも話しているが
その思いをますます強くした。

自由な服装が正しいのか
2023/04/04
各社の入社式がテレビで放映されている。
自分の好きな服装で身だしなみも自由だそうだ。
多様性を考えての考えてのことだろうか。
その方が自由な発想も浮かぶとのこと。
それが時代の流れならそうかもしれない。
しかし
社会にこれから出ていく若者に「本質」は説明されているだろうか。
身だしなみは「自分の好きなものを着る」ことが本意ではなく
「相手目線で整える」ことだ。
古い考え鴨
かもしれないが
世の中には「自分」と「人様」が存在する。
仕事で関わるのは「人様」もっと言えば「お客様」「お得意様」だ。
自分の好きなもの。自分がこれでいいと思うもの
そこにはどうしても「自分中心」の考えしか浮かばない。
お客様に対しての敬意の表れでもある身だしなみ
自由な中でも
相手目線で整えていいただきたいと
強く感じる今年の入社式の光景であった。

焦らさないコツ
2023/04/03
コンビニで買い物をした。
レジには若い女性店員さん。
年恰好からアルバイトさんか。
レジ打ちが終わると手を前で組み直立不動。
ジーっと私の所作を見ている。
こちらはじっと見られると慌ててしまう。
商品を斜めになろうが逆さになろうがお構いなしに袋に詰める。
最近はレジ打ちさえ済ませれば店員さんはやることがない。
会計も袋詰めも機械とお客様の役割だ。
今更それをどうこう言うつもりはない。
「袋詰めしましょうか」
親切に声をかけてくれる店員さんもいるが
全ての人にそれは期待しない。
せめて焦らさないようにお願いしたい。
そのためには
視線を外すか、用事をしているフリをすればよい。
ボールペンの位置をずらしたり
袋を整えたり
お客様から意識をそらす・・・フリ・・をすればよい。
それだけでプレッシャーは軽減する。

化粧直し
2023/04/02
”ダイヤモンドは値が高い、高いは2階、2階は怖い~”
といった続き歌を子供の時良く歌っていた。
笑うと涙が出る
涙が出るとマスカラがにじむ
にじむと指でこする
指でこすると~パンダになる!
マスクをしているので化粧直しも
”ま、いっか”で済ませていた。
そして
帰りの空港や駅のトイレで鏡を見てぞっとすることになる。
そのたびに
心を入れ替えて身だしなみをこまめに見直そうと決める。
ま、いっか~で済ませると身だしなみは
どんどん、どんどん崩れていく。
常に100点満点を目指して整えるのが身だしなみだ。

サービスを考える立ち位置
2023/04/01
明治座150年、記念公演に行ってきた。
藤原紀香さんはじめミュージカル、元宝塚の方
それぞれの分野で活躍されている方々が出演されていた。
中でも物まねのコロッケさんの場の盛り上げ方は秀逸だった。
他の出演者の方と大きく違っているのが
観客への語り掛けだ。
隅々まで移動し、誰ともなし話しかける。
これは私の想像だが
コロッケさんは客席からの視線はじめ
観客の立場を徹底的に研究しているのではと思う。
そのうえで
出し物を決める、衣装、トークを決めているのではと想像する。
お客様の立場、患者様の立場に立ってと接遇z研修では話をするが
気持ちだけではなく
本当に立ち位置に立ってみることが大事だ。
入口から入ってきてみる
お客様が座る椅子に座ってみる
そこで感じたものが大きなサービスに間違いなくつながっていく。

